欠田誠のマネキンの世界

「Ms-1」

 
「Ms-1」


・可動システムのミニチュアについて・
ミニチュアはマネキンを実作するためだけのに作るわけでは有りません。ミニチュアにはミニチュア独自の魅力的な世界があります。 「可動システムのミニチュア」は可動のシステムを研究するために作ったものです。人間の胴の断面は楕円の形をしています、楕円形を斜めに切断すると真円の形になる部分があります。其の位置を探して実際に切断してゲージを作り回転させてみると色々なポーズが出来ることがわかります、更に肩や手首の切断面を円にして回転させると実に多くのポーズがつくれます。これを実際のマネキンに採用した場合、時には不自然で妙なポーズが作られることもあり、便利なはずの可動システムが使う側にとってはとても不都合なシステムになってしまいます。特殊な場合以外、一般的には可動システムのマネキンはかえって使い勝手が悪くあまり成功しないものです。原型作家にとっても、ディスプレーデザイナーにとっても美しいポーズを作ることは結構難しいことなのです。然しミニチュア作品ではもっと気軽に各人がポーズ作りを楽しむことが出来るのではないかと思います。可動システムは、其のジョイントの開発も含め更に研究してみたいテーマです。

「Ms-1」
FRP樹脂 ペイント(H40.5x15x14)
 
「Ms-1」 「Ms-1」
可動システムのミニチュア 可動システムのミニチュア

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