欠田誠のマネキンの世界

「Mw-13」

 
「Mw-13」
「Mw-13」
FRP樹脂 ペイント(H47.5x16x12)
「Mw-13」

・寝そべったポーズや座ったポーズなど特殊なポーズの作品について・
マネキンを制作する場合一般的には4〜5体の異なったポーズを組み合わせて1つのシリーズとして作ります。それは異なったポーズのマネキンを組み合わせて使うことによっていろいろなディスプレーが出来るように、ディスプレー効果を考えて一体一体のポーズを作ります。しかし1つのポーズを単体で使われることもあるので、そんなときにも不自然でないよう配慮しなくてはなりません。マネキンはディスプレーをするデザイナーの意図に従って魅力的でドラマチックな空間を演出しなくてはなりません。個々のマネキンの顔の向きや表情、腕のポーズや手の表情、足のポーズなどに、マネキン独自の表現が求められます。寝そべったポーズや椅子に腰掛けたポーズのマネキンなどは、効果的なディスプレーのためのポイントとしてとても重要な役割を持っています。このようなマネキンが加わることによって、普段の売り場ではそれほど目立たないスタンダードでベーシックなポーズのマネキンが引き立ってとても魅力的に見えることにもなりますし、またディスプレーにドラマ性を持たせたり、変化のある空間の演出が生まれ、より訴求力の有るディスプレーが可能になります。ディスプレーをするデザイナーにとっては都合の良いマネキンですが、このようなマネキンは狭い売り場ではスペースを取ることや、スタンダードなマネキンと比べて使い方が限られるなど、使われる体数も少なく、制作する側にとっては、商品としての効率を考えると、特殊なポーズのマネキンの開発には消極的にならざるを得ないことも事実です。

前のページへ作品リストへ次のページへ